近年増え続けているアレルギー。
そのアレルギーの中でも、結膜炎という症状をみなさんはご存知でしょうか?
今回は、アレルギー性結膜炎について、詳しく解説していきたいと思います。
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■そもそも結膜炎とはなにか
白目とまぶたの裏側を覆っている半透明な膜を「結膜」、黒目の部分は「角膜」と呼ばれています。
結膜の働きは、外界から侵入してくる異物から眼球を守ることです。
この結膜が、何らかの原因で赤く充血してしまうと、「結膜炎」の疑いがあります。
結膜炎には種類があります。
一体どんな種類があるのか、さっそく見ていきましょう。
・細菌性結膜炎
細菌性結膜炎は、主に身近に存在している細菌が結膜に感染して起こる結膜炎です。
黄色ぶどう球菌、表皮ぶどう球菌などがあげられます。
黄色みがかっていたり、ねばねばした目やにがたくさん出て、白目が充血します。
・ウィルス性結膜炎
ウィルスの感染で起こる結膜炎です。さまざまな種類のウイルスがあり、ウイルスごとに症状が細分化されます。
代表的なものとして、流行性角結膜炎(はやり目)があげられます。
目にコロコロと異物感を感じたり、充血やまぶたの腫れ、目やにや涙が多く出ます。
10日ほど経つと角膜に炎症が起こり始め、目がかすむことも。
・アレルギー性結膜炎
アレルギー反応を起こす物質を、アレルゲンと呼びます。
そのアレルゲンが眼球に付着して、過敏に身体が反応しかゆみ・充血が起こる病です。
細菌性、ウイルス性、アレルギー性。混同してしまいそうですがそれぞれ違うものなのですね!
■アレルギー性結膜炎の原因は?その症状とは
今や、日本人の15〜20%がアレルギー性結膜炎を持っていると推定されています。
そんなアレルギー性結膜炎には一体どのような原因や症状が隠れているのでしょう。
・季節性アレルギー性結膜炎
花粉などが原因で起こる、特定の季節にのみあらわれる症状をいいます。
・通年性アレルギー性結膜炎
年間通して症状があらわれると、通年性になります。
・春季カタル
子どもに多くみられる重い症状です。
・巨大乳頭結膜炎
ソフトコンタクトレンズを使用している人に多いようです。
花粉などが原因で起こる、特定の季節にのみあらわれる症状をいいます。
・通年性アレルギー性結膜炎
年間通して症状があらわれると、通年性になります。
・春季カタル
子どもに多くみられる重い症状です。
・巨大乳頭結膜炎
ソフトコンタクトレンズを使用している人に多いようです。
私たちの身体は本来、花粉を異物と認識しません。
ですがなんらかの原因で、過剰な免疫反応が働いてしまうことがあります。
このことを、アレルギーと呼びます。
アレルゲンとなる主な原因に、次のようなものがあげられます。
・スギ花粉
アレルゲンの原因としてもっともポピュラーな花粉ですね。
繁殖期は2月〜5月ごろとされています。
・ヒノキ花粉
こちらもアレルゲンの原因として、スギの次に知名度の高い花粉です。
3月〜5月頃多く飛散しています。
・カモガヤ花粉
イネ科のアレルゲン代表としてこちらも知名度の高い花粉です。
繁殖期は5月〜8月。
・ブタクサ花粉
ブタクサ花粉は粒子が小さく気管などに侵入しやすいため、スギ花粉より厄介といわれていますね。
飛散時期は8月〜10月頃。
・チリやホコリ、ハウスダスト
布団やカーペット、掃除が行き届いていない場所や湿度の高い場所に存在していますよね。
通年性アレルギー性結膜炎の原因です。
・動物の毛
犬の毛は良くてもネコの毛は反応がでてしまうなど、人によってさまざまです。
通年性アレルギー性結膜炎の原因です。
・コンタクトレンズの汚れ
主にソフトコンタクトレンズに付着した汚れが原因で引き起こされる症状です。
たんぱく質や脂質、花粉などがあげられます。
アレルゲンの原因としてもっともポピュラーな花粉ですね。
繁殖期は2月〜5月ごろとされています。
・ヒノキ花粉
こちらもアレルゲンの原因として、スギの次に知名度の高い花粉です。
3月〜5月頃多く飛散しています。
・カモガヤ花粉
イネ科のアレルゲン代表としてこちらも知名度の高い花粉です。
繁殖期は5月〜8月。
・ブタクサ花粉
ブタクサ花粉は粒子が小さく気管などに侵入しやすいため、スギ花粉より厄介といわれていますね。
飛散時期は8月〜10月頃。
・チリやホコリ、ハウスダスト
布団やカーペット、掃除が行き届いていない場所や湿度の高い場所に存在していますよね。
通年性アレルギー性結膜炎の原因です。
・動物の毛
犬の毛は良くてもネコの毛は反応がでてしまうなど、人によってさまざまです。
通年性アレルギー性結膜炎の原因です。
・コンタクトレンズの汚れ
主にソフトコンタクトレンズに付着した汚れが原因で引き起こされる症状です。
たんぱく質や脂質、花粉などがあげられます。
スギやヒノキなどのに代表されるアレルゲンに過剰な免疫反応を示すことが「アレルギー」なのですね!
アレルゲンとなる物質が目に入ると、本来私たちの身体を守っている免疫細胞(肥満細胞)が活発になります。
この免疫細胞が活発になると、ヒスタミンという物質を大量に分泌します。
ヒスタミンは、目の知覚神経や毛細血管などを刺激し始めるため、充血やかゆみという症状があらわれるのです。
主な症状は下記の通りです。
・目のかゆみ、充血
・ゴロゴロとした異物感
・涙、サラサラとした目ヤニ
・まぶたの裏側に小さなブツブツ
・ゴロゴロとした異物感
・涙、サラサラとした目ヤニ
・まぶたの裏側に小さなブツブツ
免疫細胞がアレルゲンを倒そうとすることによって生まれる「ヒスタミン」という物質が充血やかゆみなどアレルギー性結膜炎の症状を引き起こしているのですね・・・
■アレルギー性結膜炎ってうつるの?
その人が持っているアレルギーによって引き起こされる病なのでうつることはありません。
ですが、アレルギー性結膜炎から細菌性結膜炎に発展してしまうことは十分考えられます。
細菌性結膜炎は、タオルを共有するなどが原因で感染する恐れがあります。
また、病気がないからといって、目薬を他人と共有するのはやめましょう。
また、アレルギー性だと分かっている場合にのみ、プールで泳ぐこともできます。
その場合、念のためゴーグルを装着するようにしましょう。
その際に水道水で目を洗浄するのは、カルキが強いため避けた方が良いでしょう。
■アレルギー性結膜炎が起こったら
目にかゆみなどの症状が出たら、自己判断はせずに医師の診察を受けるようにしましょう。
花粉などの季節性アレルギー性結膜炎の場合はアレルギーテストを受けることをおすすめします。
自分にとってなにがアレルゲンなのか知っておくと、対策が立ちやすいですよね。
また、ハウスダウトなど通年性の場合は掃除をこまめに行うようにし、特に寝具の状態を清潔に保つ必要があります。
発症してからのコンタクトレンズの使用は、症状が軽いようであれば装着することはできます。
ですが、コンタクトレンズを洗浄していても目に見えないゴミやたんぱく質が残りやすく、さらに悪化させる可能性も。
思い切って眼鏡に切り替えれば、目に侵入してくるアレルゲンをカットできるという利点もありますよ。
■アレルギー性結膜炎、まとめ
アレルギー性結膜炎は、現代病の一つです。
ひどい場合であれば白目がぶよぶよに腫れあがったり、仕事中に発症してしまうと何も手につかなくなる場合もありますよね。
もしかして?と思ったら、決して自己判断はせず、医師の指示を仰ぐようにしましょう
原因さえ分かればアレルゲンを回避することができますのでうまく付き合うようにするのも一つの方法ですね。
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