転職活動や就職活動を行っていると喜怒哀楽色んな感情が出てきます。

「いい会社を見つけた」、「書類や面接に通った!」と喜ぶこともあれば、書類や面接で落ちて「もうダメかもしれない」、「自分はどこからも認められないのではないか」と落ち込み不安な気分になることもあります。

自分の人生がかかることですし、ある程度長期間に及ぶ活動である為、感情の振れ幅も大きくなります。

私自身、学生時代就職活動をしているときには、30社受けても1社も内定が出ず、そうしているうちに春採用の期間が終わり、うつ状態に入っていたことがありました。

また、今回の転職でも、前職が業績不振に陥っての退職でしたので、結婚している状態で2ヶ月もの間無職となり精神的に追い込まれかねない状況でした。

その間の経験から、就職活動・転職活動で一喜一憂し不安になったり疲れた時の考え方についてまとめてみました。

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ポイント①書類・面接で落ちたとしても、人格否定をされているわけではない

まず、私はここを理解するのに時間がかかりました。

面接で落ちたりすれば、自分の人間性を否定されたかのような気分になります。これまでの努力や自分の性格が全て否定され、「お前は必要ないのだよ」と言われたような無力感に苛まれもうこの世の終わりのような気分になりました。

面接で厳しく質問され、的確に答えられなかったとき、うまくいったと思っていた面接に通らなかった時は尚更です。

ここで本当に理解して欲しいのが、書類や面接で落ちたとしても、それは「あなたの人間性が否定されているわけではない」ということです。

面接で不採用になる理由は、候補者に原因がある場合だけではないのです。

就職してから知ったことですが、候補者を不採用にするには実に様々な理由があります。

現場の面接をした人たちが採用を決めたとしても、決裁者が本当によくわからない理由で不採用にしたりなど企業の中でも意見が割れることは多くあります。

私が実際に就職した会社では、「前の応募者に対し部署としては採用通知を出したが、社長が面接のビデオを確認したところ不採用され、理由の説明はなかった」というようなことを聞きました。

また、転職活動中に受けた会社で、一次面接で落ちた会社があったのですが、その理由を転職エージェントに確認してもらったところ、「前職(一応それなりにいい会社であった)で、これくらいの給与であれば、能力が低い人ではないかと推測した」との返答がありました。

私としては、「いい会社でも事務職だったので平均の給与水準なのに」、「そんなの履歴書に書いてあるから面接に行かなくてもわかるやん」、「面接まで行ったのだから、せめてもう少しましな理由を言ってくれよ」など色々思うところはありました。転職エージェントの方からも事務職だったために総合職よりも給与が低かっただけであって、能力が低かったから給与が低いわけではないことは説明はしてもらいましたが、結果が覆ることはありませんでした。

このように、採用はかなり恣意的に決められるのです。
採用がかなり恣意的な基準で決められることについて、詳しくは、以下の記事に書きましたのでご参照ください。
面接官の心を操れ!無敵の就職心理戦略(メンタリストDaiGo) 書評・感想・要約・レビュー【就職活動・転職活動に最適!】
また、仮にスキル不足や性格等が会社と合わないと判定された場合でも、それはその面接官が自分自身の中で「合理的」でないと判断しただけに過ぎません。

面接官は「絶対的」な判断はできません。採用した人が必ず活躍するかはわかりませんし、落とした人が他の会社で大活躍するということはよくあります。

面接官は人を見抜くプロである、とよく言われますが、そんなことはありません。面接官はその時に、その人が自分の会社で活躍してくれそうなスキル、素質を持っているかどうか、その人が会社と合いそうかどうかを「合理的に」判断しているに過ぎません。しかもその判断基準はかなり曖昧なものなのです。

それに、長くても1時間ほどの面接であなたの全てを見抜くことなど到底できません。

面接の採否にはかなり企業の恣意的な判断が入り、主観的にならざるを得ず、絶対的な判断はできない。よって、面接で落ちたとしてもそれはあなたの人間性を否定されているわけではない、ということを覚えておいてください。

採用・不採用の結果が覆ることはありませんので、あなたを正当に評価せず不採用にした会社のことなど恨んでも1円も得をしないので、エントリーシートや、履歴書、面接を練習して磨いて次の会社で受かる確率を上げていきましょう。

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