33歳で未経験の職種・業界へ転職して3か月が経ちました!

「30代半ばで未経験の職種へ転職できるの?」

「30代で転職しても職場に馴染める?」

「33歳で未経験の職種に転職するとどんなことが待ち受けているの?」

「30代で給与やキャリアを上げるための転職ができるの?」

「30代で未経験OKってブラックな企業が多いんじゃないの?」

などなど、転職前には様々な疑問を持っていたのですが
今、転職して3ヶ月が経ったということで、3ヶ月間働いてみた感想を書いていきたいと思います。

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①仕事は十分覚えられる

まず、仕事を覚えることに関しては何の問題もありません
さすがに30代では20代と比べてものを覚えるスピードが遅まったり、ということは未だありません。

30代未経験でも、真面目に仕事に取り組む方ならどんどん吸収していけます

それだけに、年齢で転職の縛りができてしまっているのがもったいないなぁと感じます。

30代でしたら(40代でも?)新しいことはどんどん覚えいけますので、もうちょっと転職年齢について寛容な社会になれば人がもっと働きやすい社会になるのになぁと思う次第です。

②完璧は求められないが、それなりの期待はされるので期待を上回る努力をすることが大事

30代の未経験職種への転職で1番大変なのが、20代の新人よりも早く成果を出すことを求められる点だと思います。

当然といえば当然ですが。。。

私も実際、この3ヶ月間、高い要求を受け、かなり一杯一杯ではありました。
私は「内部監査」という職種に就きましたので、他部署や関連会社を監査する仕事ですので、当然責任は発生します。

ただし、採用する側も当然、こちらが初心者で、すぐに完璧にはならないことは承知の上で採用をしています。

大事なことは、個人としては、求められることよりもプラスアルファの努力をすること、会社のメンバーに対しては、自分の課題の解決のためのアクションプランを組み、誠実に努力している姿勢を示すことではないかと思います。

やはり会社としても、30代の未経験の人を雇うことはそれなりのリスクを冒した冒険であります。
20代の人と同じスピードでしか成果を出さないのであれば、20代の人を雇っておけばよかったなという結論になってしまいます。

会社としても、未経験であることをわかって採用しているので、いきなり仕事が完璧にできることは期待していません。しかし、未経験であることをできる限り短期間でカバーしようという姿勢と努力しているプロセスを見せることが大事だと感じました。

③悪いプライドを捨てられるかどうかがやっぱり大事

30代の転職で、採用する側にとっても採用される側にとっても1番ネックとなる点がこの「プライド」ではないかと思います。

日本では旧来より上が絶対の縦社会で、「年上の人が偉い」という風潮が他の国よりも強くありました。

「年上の人を尊敬する」という文化はいいものですが、年功序列が崩れてきている現代の社会で昔の感覚を適用することが必ずしも組織にとって良い結果をもたらすわけではないということには注意が必要です。

年上であれば無条件に尊敬されるという年功序列の元で育ってきた人が、いざ年下の上司で働くとなれば多かれ少なかれ抵抗を感じます。無論、そうした環境で働いている方は多数いらっしゃって、そうした方の努力が現実を少しずつ変えていっているのだと思いますが、採用する側にとっては、こうした心理的な抵抗を考えるとやはり30代や40代の採用は難しいと考えてしまうのではないでしょうか。

実際には30代でも新しい仕事をどんどん覚えていけますので、こうした理由で30代40代の人の採用が敬遠されていることは日本社会にとって大きな損失ではないかと思うんですね。

一方で、就職する側にしてみれば、不要なプライドを捨てられるかということは重要なことだと思います。

最初は当然仕事の流れ等にも慣れていないので恥ずかしい思いや悔しい思いをしたりするかもしれませんが、大抵の仕事は1年も一生懸命に取り組めばある程度のことはできるようになります
1年経って活躍できるようになった自分の姿を手に入れるためには、今の恥なんて安いもの。
不要な見栄やプライドは捨てて、明るい未来にフォーカスしていくことが良い結果に繋がると思います。

④環境選びは重要

プライドを捨てることが重要とはいえ、ある程度環境を選ぶことは重要ではないかと思います。

私が33歳で未経験職種に挑戦した時は、社員の殆どが中途入社である会社を選びました。なので、会社の中で生え抜きが幅を利かしていたりということがなく、中途でも問題なく馴染みやすい環境です。

職種に関して言えば、未経験者歓迎となっている職種を選びました(まぁ未経験である以上、経験者のみを求めている企業からは採用の時点ではじかれ、ここのフィルターは自動的にかかるため心配ないのかもしれません)。

入ってみて実際には、部長1名、2歳年上のエキスパート1名、ほぼ同期入社の未経験者私を含め3名(他の2人は20代)という構成で、未経験という理由で差別的な扱いを受けたり、恥ずかしい思いをしたりということはありませんでした。

中途入社が多いこともあってか、年上の人が年下の人に対しても敬語で話す環境であり、そういう意味では非常にやりやすく、3か月経った今中途入社である不利やハンディは一切感じていません。。

以下はあくまで想像での話ですが、もし入社する会社が、中途入社率の低い会社で、周りが生え抜きである程度その職種で経験を積んだ社員ばかりの会社だとしたら、居心地が悪く感じていた可能性はあるかもしれません。

⑤結論 未経験職種・業界への転職は33歳でも全然問題ない!!

多少の(あくまでも多少)の不便はありましたので全然問題ないというのは言い過ぎかもしれませんが、33歳から新しい仕事にチャレンジしても、十分仕事を覚えられるし活躍することが可能であるということを私は声を大にして言いたいと思います。

転職者自身や会社が長期的に得られるメリットは、上に上げてきたような多少のデメリットやリスクに比べれば比ではありません。

人が自分の才能に気付き、新しい道に進んだ方がいいと思った時に、新しい道に進みやすい社会の方がいいに決まっています。

1億総活躍ということにもつながっていくのではないでしょうか。

「どんなポジションに立つか」によって人生は大きく変わってきます。

この記事を読まれたあなたが自分が最も輝ける道を選び、そこで成功されることを願っています。

挑戦したい人の背中を少しでも押すことができたならば著者として幸いです。

私自身もまだ新しい職場で3ヶ月が経ったのみ。「あの時リスクを冒して未経験・30代の人を雇ってよかったなぁ」と思ってもらえるように毎日頑張っていきます!

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