この記事では「面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略」(メンタリストDaiGo著)についての感想、要約について書いていきます。

この本には面接の時にどんな点に注意すればいいのか、面接をクリアするための具体的な練習方法について書かれています。

正直、今までこれほど面接に必要なスキルについて的確に書かれた本は無かったと思います。面接対策の最良本とも言える本です。

この本を読を読んでワークを実践すれば何倍も面接に通る確率をかなり高めることができると思います。

就職活動、転職活動に悩んでいる方は是非読んでみるべき一冊と思います。

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「面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略」のオススメの使い方・読み方

まず、私にとって本書で最も魅力的だったことは、面接を上達させるための具体的なワークが提案されていたことです。

第III部のワーク2 「だからどうした?」ゲームは本当にオススメです。面接を間近に控えている人は是非取り組んでみるべきワークだと思います。

自分の自己PRや志望動機を紙に書き出す、または他の人に言ってみて、それに対して「だからどうした?」というツッコミを入れていくワークなのですが、これを繰り返すだけでも相当鍛えられます。

「だからどうした?」との問いかけに答えていくことによって自分の思考の整理ができます。

最初はうまくいかなくてもこれを続けて行っていけば徐々にスムーズに答えられるようになりますし、様々な角度からの質問に対応できる力をつけることができます。

そして、前半の第II部にはやはりメンタリストDaiGo氏ならではの心理学的知識に基づく好感度の作り方について詳述されています。練習と理論の確認を繰り返していく使い方がオススメです。

各項目についての簡単な感想 第1部 後悔しない就活&仕事選びとは?

「いい仕事を選ぶ」ということについてのDaiGoさんの考え方が記されています。

「自分のやりたいこと」、「自分の強み」などからどのように仕事について考えていけばいいかが書かれています。

面接のテクニックに入る前に仕事の選び方の基準を作っておく、そのためのアドバイスが書かれています。

せっかく面接で通っても、自分の人生の目標へ繋がらない仕事であれば意味はありませんので参考にされてみてはいかがでしょうか。

第II部 好感度は作れる ー面接を支配する7つの戦略ー

いよいよここからがメンタリズムの知識の本領が発揮されるところです。

「面接は好感度が全て」という前提で、その好感度を高めていくための具体的方法が論理的に説明されています。

話し方、姿勢、ネクタイの色、など細かな技術から話の組み立て方など面接の核に至る部分まで詳細に論述されています。

中でも参考になったのが、まずはポジティブな話から始め(初頭効果)、第二段階でちょっとしたマイナスの部分を話す(両面呈示)、最後に面接の終わりの部分で自分の一番の売りをアピールする(ピークエンド)という部分でした。

読んでいるだけでは簡単そうに思えるのですが、私自身実際に面接練習をしながら振り返ると、驚くほどできていなかったことが多く愕然としてしまいました。

面接練習をしながら是非この章を何回も振り返ってください。

第Ⅲ部 人生は2ヶ月で変えられる

この第Ⅲ部が本書の最も重要な部分と言えるでしょう。

理想的な仕事について考えるためのワークや具体的な面接の練習の方法が紹介されています。

先ほども紹介しましたが、「だからどうした?」ゲームは本当に使えると思いました。

自分が出した答えに「だからどうした?」というツッコミを入れてさらに答えを考えていくということを繰り返していく単純なゲームですが、自分の思考を整理しアピールポイントを的確にアピールできるようになる効果があります。

また、「だからどうした?」という圧迫的な問いですので、面接でのプレッシャーを跳ね返す力を身につけることもできます。

「3つあげる、3つ褒める」というワークも面接での自己PRや志望動機の伝え方を上達させるために有効と思います。

「口を読む」ということはできればメンタリストに近づけます。面接官など相手に合わせた臨機応変な対応をできるようになるために役に立つ知識ですので是非習得したい項目です。

最後に

冒頭でも申し上げましたが、正直あらゆる面接対策本の中で最高の本だと思います。

本書に書かれている知識を身につけていくだけでも就活面接通過率はかなり上がると思います。

それのみならず、働くということそのものについて深く考える機会となり人生の質そのものを高めていけるのではないかと思います。

是非手にとって読んでみて下さい。

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