風疹とはいったいどういった病気なのか具体的にご存知でしょうか。

風疹ウイルスによっておこる発疹性感染症で、感染から2~3週間の潜伏期間の後、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどが起きます。

発症すると特効薬や治療の方法がなく、対症的に行うしかないので、予防が何より効果的となります。

風疹の予防には子供の頃に予防接種をうつことが日本では勧められています。

アメリカでは風疹ワクチン(MMR)は4歳に打つのは必須です。昨今は風疹ウイルスの恐ろしさがとりあげられ、話題になりはじめています。

風疹の症状とその危険性、予防と対症法などをしっかりと知っておきましょう。

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風疹はいつ流行るのか?


一般的に風疹は春先から初夏にかけて流行するといわれています。

ウイルスに感染しても明らかな自覚症状がないまま免疫の出来てしまう人も15-30%いるとも言われていて、

一度かかると生涯再び風疹にかかることはないといわれています。

5年ほどの周期で、局地的に流行することも報告されています。



風疹の症状、かかる男女の比率

通常は1歳から9歳までの幼少期にかかるといわれていましたが、近年は成人男性に感染例が多く見られています。

患者の約8割が男性といわれており、大人がかかると熱と発疹、リンパの腫れの症状も重く、治るまで時間もかかります。

また、女性で妊婦の方が風疹に感染すると、胎児に先天性異常や発達障害をひきおこす可能性があるといわれています。

予防接種を打つことで風疹にかかることを予防できます。


どうやって感染してしまうのか

患者さんの飛まつ(唾液などのしぶき)が感染元とされていますが、発症してから5日くらいまで感染力があるといわれています。

子供の頃の感染の症状は軽く、まれに2000人から5000人に1人の割合で脳炎などの合併症をひ引き起こすので、危険な感染症として軽視できません。

予防接種を受けていないと、いつどこでも風疹にかかる可能性があるので、ぜひ予防接種をうつことをおすすめします。


予防接種はどこでできるのか。費用は?

麻疹(はしか)と風疹、おたふくかぜの混合したMMRワクチンを予防接種として打つことが出来ます。

95-99%の割合で免疫ができるといわれています。

自費での負担になりますので、だいたい4000円から6000円のところが多いといわれています。

あらゆる内科、医療機関で受けることが出来るので、ぜひ近くの医療機関におたずねください。

夜間に対応してくれるところはあるのか。どんなところ?

夜間診療をしている内科やクリニックもたくさんありますので、事前に受診できる病院をしらべておきましょう。

万が一予防接種後にアレルギーのような副作用やショック症状が出る場合がありますので様子がおかしい場合はすぐに医師に相談しましょう。


まとめ

誰でもかかる可能性のある風疹ですが、予防が何よりも大切です。

予防接種を実は受けていない、受けたかはっきりしない方は免疫があるかないかということも抗体検査でわかるので、ぜひ予防接種を受けることをおすすめします。

普段の生活であまり意識していない方も多いと思いますが、自分で自分の身を守ることが大切です。

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