春の訪れを感じさせる土筆を知っていますか。春に生える土筆は、暖かくなると河原や田畑の日当たりのよい場所で見かけることができます。
かわいらしい姿が春の風物詩としても親しまれ、一箇所にまとまって生える場合が多いです。
ぜひ旬の時期に土筆を楽しみたいですね。
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土筆(つくし)の読み方、どこで採れるの?
つくしは「付子」とも書きます。
つくしは、「スギナ」という多年草の学名を持ち、茶色の胞子茎をつくしと呼びます。
この胞子の土筆に続いて、細い線状の緑の葉がスギナです。
つくしの名は「みおつくし」(船が港へ入る通路を示した杭)の突き立った杭のよいに見えることからきています。
また、「突く突くし」(突き伸びる)が由来とも言われています。
筆が立っているように生えていることから、漢字の「土筆」となったと言われています。
野原や春の土手に自生します。
都会では見かけないという方も多いかと思いますが、日本全土に分布しているので、気軽に緑のある場所で探してみてください。
土筆(つくし)の旬・時期
土筆は春の季語でもあり、春の3月から5月が旬です。
食用で、茶色の「袴(はかま)」と呼ばれる輪状の葉が茎を取り巻いています。
丈はだいたい10~15cmほどで、袴の部分を取り除いて食べられます。
土筆(つくし)の料理方・レシピ、お勧めの食べ方
土筆は春の山菜として、炒め物、卵とじ、土筆ご飯などが人気です。
天ぷらも大人の味わいです。
土筆のはかま部分を除去し、下処理をしてゆでてアクを抜くことが必要になります。
食用の場合は、頭のしまっているものを選びます。
頭が開いているものは、胞子を散らした後の、かれる前の状態なのでおいしくないとされています。
節の硬い部分のはかまをとる作業で爪が黒くなってしまうので覚悟してください。
下ゆでを5分程度してあくをぬきます。
少し苦味があるのが味わいの特徴です。
土筆は、油との相性がよいので、炒め物に気軽に入れて楽しみましょう。
土筆(つくし)の栄養素
土筆にはビタミンCとカロチン、食物繊維が豊富に含まれています。利尿作用があるとされ、最近は花粉症に効くともいわれています。
抗酸化作用のあるビタミンEも豊富に含んでします。
ただ、ほとんどの野菜に自然に含まれるアルカロイドを多く含むので、大量摂取はさけてください。
まとめ
土筆はたくましく育ち、目でも舌でも楽しめる春ならではの山菜です。ぜひ野山で散策してつくし摘みを楽しむもよし、スーパーで購入するもよし、自分の好きな調理法で気軽に楽しんでください。
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