夏になるとアトピーがひどくなってくる、そんな方も多いのではないでしょうか。

アトピーとは、皮膚アレルギーのある人、皮膚が生まれつき弱い人がなりやすいと言われています。

どちらかというと生まれつきアトピーで悩んでいる方も多く、3歳くらいまでは、皮膚のアレルゲンの原因となるものが食べ物にあることもあるようです。

ただ、大人になっての発症ももちろんあります。

かゆみがあり、湿疹やかぶれになっていきますが、夜寝ているときに無意識に患部を掻いてしまうことが多いですので、よくなりかけてもまた悪くなるという繰り返しになってしまいます。

よってなかなか完治することができない慢性的な皮膚炎といえます。

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◾︎どのような症状が出るのか

蚊に刺されたときに、その部位を掻いてしまうと幹部が広がって赤くなってしまいますが、2,3日で黒ずんで消えていきます。

アトピーの赤みはグジュグジュとしたもので、湿疹が広がってできていきます。

かゆみがひどく、その部位を引っ掻くと液が出て広がっていくような感じになります。

長引くとその部位が硬くなって盛り上がったようになります。

よく目の周りを腫らしたようになっている方を見かけますが、目の周りや口周り、おでこ、首、手足の関節の内側にできやすいのです。

部位を見るとお分かりいただけると思いますが、汗による外的要因が大きく関わり悪化につながっているのです。

刺激があるとかゆみが増し、その部位を掻くことで症状が悪化するということになるのです。

また、年齢によっても症状は異なります。

乳児期には滲出液が多い赤い斑状が体中にみられ、幼児期から学齢期にかけては首や四肢などの関節部に乾燥したアトピー症状がみられます。

思春期や成人では全身にみられますが、特に顔面やくびがひどくなります。

赤い斑状や丘疹というぶつぶつした隆起などの症状がみられます。

女性の場合はこの「ざらざらとした黒くなった乾燥肌(アトピー皮膚と呼ばれます)」が理由で、精神的な悩みに発展してしまうのです。

かゆみが強く掻き傷によって悪化し、眼の周りは、アトピー性白内障などを引き起こすことがあります。

◾︎アトピーの原因は?

1.食べ物
日本人の食生活の変化は、和食中心から、洋食中心に変わってきました。

このこともアトピー性皮膚炎にかかる人の増加原因ではないかともいわれています。

肉や油脂分の多い食事ということでしょう。

また、アトピーになった乳幼児の場合、食べ物のアレルゲンとなる食材(特に牛乳などの乳製品や大豆製品)が原因になるといわれています。

3歳くらいまでは、食べ物によるアレルゲンの影響も受けやすい時期なので、食べ物に関しての注意も必要だといいます。

2.ダニなど
いろいろなアレルギーのもとになる「ダニ」を含めるハウスダストについてもアトピー性皮膚炎の原因としてあげられます。

乾燥肌の人は、もともと皮膚にあるバリア機能が低下しているのです。

そういう人が、周辺環境などによってハウスダストなどの刺激が強いとかゆみ症状が出ます。

3.遺伝
乳児は、生まれてから母親の悩みとなるアトピーですが、その原因はさまざまです。

生まれてすぐにアトピーが発症しているのは、やはり遺伝が考えられます。統計によると、両親ともにアトピー体質な場合には50%の確率でアトピー性皮膚炎にかかるといわれています。

ただ、両親ともアトピー体質でない場合でも発症する場合もあります。ただ、この場合、思春期になると自然に治ってしまうことが多いです。

4.紫外線や汗
アトピーの原因として大きく考えられるのが紫外線や汗です。

皮膚のバリア機能が弱く、乾燥肌という方には、肌にダメージや刺激を与え、症状を悪化させます。

アトピー持ちの人は、紫外線や汗はかなりの天敵です。



◾︎どのような治療法があるのか。または効果はどれくらいか。

アトピーは、夜かゆみのため眠れない、仕事をしていても集中できないなど日常生活に大きく影響します。

また、顔にできるアトピーなどは人目が気になったり、本人だけでなく家族にまでも迷惑をかけたりすることもあります。

症状が重症化しないように、まずは皮膚科で適切な治療を行いましょう。

アトピー性皮膚炎の治療は、薬による治療が中心です。アレルギー反応の確かめとその抑制、炎症の鎮静として症状によって薬を使い分けます。

<外用薬>
・ステロイド外用薬や非ステロイド消炎薬…皮膚の炎症を抑える
・尿素軟膏、白色ワセリン、亜鉛華軟膏などの保湿性外用剤…乾燥肌の改善

ステロイド外用薬は、刺激が強いため強さによって分類されています。患者の湿疹の状態や年齢、その部位によって使い分けます。

副作用については医師の指示をしっかり守らなければなりません。

<内服薬>
・抗ヒスタミン薬…かゆみを抑える
・抗アレルギー薬…アレルギー反応を抑える

いくらいい薬でも、肌そのものがそれを受け入れる体制になっていなければ何にもなりません。
アトピー性皮膚炎の症状を抑えるためには次のようなことも大切です。

1.食事
和食は栄養バランスに優れ、アトピーの症状を和らげてくれます。

中でもビタミンとミネラルは、皮膚の状態にも影響を与えます。海藻類や緑黄色野菜に多く含まれています。

また、大豆製品や卵、魚などに含まれるタンパク質もいいですね。

反対に洋食には動物性タンパク質が多くなりますので摂取量には要注意です。

2.清潔
日々の入浴を心がけます。

肌に刺激を与えないようにぬるめのお湯に浸かり、しっかりと汗を流します。

お湯に浸かって体の内部から温めることで体をリフレッシュさせることが大切です。

体を洗う石鹸は無添加の敏感肌に優しいものを使います。

3.紫外線対策
汗の対策に加えて紫外線対策も忘れてはなりません。

通気性、吸収性のよい素材の服を着たり、どうしても露出してしまうところには肌に優しい日焼け止めを塗ったりするようなケアをすることが重要です。
日傘の使用も必須です。アトピーは少しの刺激で反応してしまいますので対策は怠らないようにしましょう。

4.保湿
ステロイド外用薬も効果を発揮しますが、保湿剤としてワセリンを塗ることも忘れないようにしてください。

ワセリンを塗り、肌の角質層の水分量を保ち肌の乾燥を防ぐ目的です。

5.部屋の掃除
ダニなどのハウスダスト対策として掃除もまめに行います。洗濯も洗剤を無添加で肌にやさしいものにすることも必要です。


◾︎まとめ
原因の特定が難しいからこそ、医師の力と自身のケアで治していかなければなりません。

ご紹介したアトピー全体を理解したうえで、仕方がないとあきらめずに、ご自身の努力をしていきましょう。


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