昨日2017年10月15日(日)、従来通り10月の3週目の日曜日に全国で宅建士の試験が行われました。私自身がこの半年ほど勉強に取り組んできてわかったこと、反省点、これからの宅建士試験の攻略法について書いていきます。
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試験の特徴・合格するためのポイント
まず試験の特徴ですが、試験時間は13:00-15:00の計2時間、早く終わっても退出することはできません。マークシート方式で鉛筆、シャープペンと消しゴム以外持ち込めません。スマートフォンやパソコンなどの通信機器は試験場で配られる所定の袋に入れておかねばならず、それに違反した場合は失格となりますので注意してください。合計50問の問題でまず民法から始まり 民法(権利関係) 14問、宅建業法20問、法令上の制限8問、その他の分野8問の割合となっております。
ここでテキストに重点を置いて勉強している方に申し上げたい。
「テキストに載っていないことが、めっちゃ出ますよ。」
特に民法の権利関係の問題についてはテキストを全部覚えただけでは全然足りません(どんなテキストを使うかにももちろんよりますが)。
宅建のテキストの他に民法の入門書を一冊用意しておくといいと思います。
勉強法としては、テキストをある程度覚えてから問題を解き始めるよりも、早い段階から過去問や練習問題に取り組み、都度テキストを引いていく勉強の仕方の方が宅建試験に合っていると感じました。
テキストばかりやっていると、実際に問題を解いた時に「あれ、全然解けないな…」ということになってしまい、手遅れになってしまいますので注意してください。
当たり前のことではあるのですが、勉強を進めていくと、意外とこれができていない人が多いですので気をつけてください。
私のアドバイスは「過去問から入れ、そして過去問・練習問題を解きまくれ!」です。
宅建士試験は独学では無理なのか?
独学で勉強するべきか、学校に通うべきかというのはこれから宅建の勉強を始めようとする方に10て一つの大きなテーマではないでしょうか。私が勉強してみた結論から言うと「独学で十分合格できるのではないか」ということです。
私自身はTACのオンライン通信の講座を申し込み、音声をダウンロードして移動中に聞いたりなどもしながら勉強していたのですが(2倍速再生もできます)、結論としては独学で十分ではないかと思うに至りました。
独学と講座を受けることのメリット・デメリットを比較すると、
独学のメリット
・費用が抑えられる
・通学などのために時間を確保しなくていい
独学のデメリット
・テキスト・問題選びに失敗するリスク
講座を受けることのメリット
・プロの講師の授業を受けられる
・質問できる環境
・勉強仲間ができる可能性
・テキスト・問題集などの資料が比較的充実している
講座を受けることのデメリット
・講座を受ける時間を確保しなければならない
・授業を聞いただけで問題に対応できるようになるわけではない
・話を聞くよりも自分で読んで理解する方が早い
などがあります。講座を受けていてもそこまできめ細かい試験対策などがあるわけではありません。勉強に対するモチベーションや進具合の管理なども特にあるわけではありませんのでこの辺りは独学で勉強する人も講座を受ける人も大差はないかなと思いました。
今は無料で練習問題を解けるサイトなども充実していますので、独学でも試験に受かれる環境が以前よりも整ってきているのではないかと感じます。
ちなみに私は以下のサイトで勉強できました。無料でも最大1日1000問まで問題を解くことができますのでこれで十分問題の練習ができます。
岡野の合格無料ゼミ
合格するのに必要な勉強時間はどれくらい?
合格するのにかかる時間は一般的には100時間が目安と言われていますが、私も同意見です。しっかり勉強する時間を100時間は最低でも確保したいところです。
また、勉強を始めると必ず思ったようには進まないところは出てきますので、ギリギリの計画ではなく何ヶ月も前から余裕を見て勉強にとりかかってください。
最適な勉強方法・勉強計画
まずは民法と宅建業法を重点的に勉強するのがいいと思います。なぜなら全科目の中で最も頭を使うのが民法で、最も配点が大きいのが宅建業法だからです。民法は少し基本を見てどんどん練習問題に取り組んでいくのがいいです。なぜなら本番の試験ではテキストには出てこないような選択肢が結構出てくるからです。テキストを覚えただけでは本番の問題は解けません。権利関係について理解するのに時間がかかりますが、一つ一つ解きほぐして理解しながら覚えていく必要があります。
宅建業法は必ず9割は取りたいところです。宅建業法が50問中の20問を占めますので、ここを全て取れれば大きく合格に近づきます。逆を言えば、宅建業法で落とす問題が多いと合格は難しくなります。
他の法令なども結して簡単なわけではなく難しいのですが、まず民法と宅建業法を押さえておくと大分楽になりますので、まずここを一つ一つしっかりと理解し定着するまで何度もいろんな問題を解いてみてください。
宅建は「走りながら(問題を解きながら)学べ!!」と申し上げたいと思います。
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