現代では、腸活・腸活ダイエットという言葉が当たり前になってきました。
みなさんは日々どのような腸活を実践されていますか?
一言で腸活といってもさまざまな方法があり、どの方法が一番効果的なのか困ることも。
今回は基本的な腸活の知識と、その方法をご紹介したいと思います。
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■ 腸活ダイエットとは?
【そもそも腸活とは?】
私たちの腸は、食べたものを栄養として吸収するという重大な役割を担っています。
その腸が詰まっていたり、正しく動かなくなるとドブのような汚い腸になる恐れもあります。
正しく動かなくなった腸は栄養を吸収しにくくなってしまい、さまざまな身体の不調に襲われることに。
また、腸は第二の脳と呼ばれているように栄養吸収だけではありません。
幸せホルモンと呼ばれているセロトニンは、約90%が腸内で生成されるといわれています。
腸を正しく健康にすることで、これまで続いていた身体の不調を改善することが、腸活の主な目的です。
腸が栄養を吸収しなくなると、どんなにたくさんの栄養素を摂取しても体内に取り込まれません。
栄養が行き渡らないので、肌荒れや肥満、低体温、基礎代謝の低下などの症状が現れ、それが長く続くと病気を呼ぶことも。
セロトニンが分泌されないことから、マイナス思考になったり、鬱病にかかりりやすくなります。
また、肩こりや頭痛、吐き気、食欲不振、ガンになることもあるといわれています。
【腸活ダイエットとは?】
腸を正しく元気に動かすことによって、ダイエット効果が期待できます。
また、便秘などの原因で悩まされる、ぽっこりお腹を解消することもできます。
便秘などで腸内環境が悪くなると、老廃物が溜まりやすくなります。
栄養が行き渡らなくなるのはもちろんのこと、この老廃物も血液中に取り込まれるため、皮下脂肪な内臓脂肪を溜め込みやすい身体になるとされています。
腸活で有名な順天堂大学の小林弘幸教授は、食べた分だけキチンと出せば、自然と5〜7kgは痩せるという考えのようです。
■ 痩せるだけじゃない?腸活で得られる効果
腸活をするとさまざまな効果が得られます。
もちろんダイエットに便秘は大敵ですが、腸活は健康の基本となることですので痩身は二次的効果といっても良いでしょう。
【便秘解消・ぽっこりお腹解消】
腸内環境が整い正常に動くようになると、まず便秘が解消されます。
毎日すがすがしい気分で排泄できるメカニズムが作られ、どよ〜んとしたあの重い気持ちもどこかへ飛んでしまいますね。
便秘が解消されると、それまでぽっこりしていたお腹も解消されます。
これは、単純に便が排泄されたからだけではなく、腸が活発に動くことで基礎代謝が上がったり、下がり気味だった内臓が上がることが理由のようです。
【冷え性の改善・基礎代謝の向上】
腸が活発になると低体温が解消され、冷え性が改善されます。
逆に言うと、低体温の人は腸内環境が悪いともいえますね。
また、体温が上がることで基礎代謝が上がり、痩せやすい身体になります。
【疲れにくくなる・質の良い睡眠】
腸内環境が整うと、セロトニンが分泌されやすくなるため疲れにくくなり前向きな思考になります。
また、むくみやストレスを遠ざけるため、より質の良い睡眠を得られる効果があるとされています。
ホルモンバランスも整うため、腸活はさまざまな効果を期待することができます。
■ 腸活の正しい方法
たくさんの方法が出回っていますが、ここでは一番簡単な便秘外来の名医である小林弘幸先生が考案した方法をご紹介します。
全ての事項は朝に行うとより効果的です。
【㈰起床時にコップ一杯の水を飲む】
朝、コップ一杯の水を飲み干すことで、胃袋が腸を刺激し内臓が目覚めます。
それまで休んでいた腸は刺激を与えられることで動き出し、排便しやすい環境になります。
【㈪大根おろし+ヨーグルトを食べる】
大根おろしには水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。
この食物繊維が腸の便を柔らかくし、排便へと導きます。
また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内フローラを整え、腸内を正常に保ちます。
【㈫大さじ2杯のオリーブオイルを食べる】
オリーブオイルに含まれているオレイン酸は、腸のぜん動運動の手助けをしてくれます。
また、悪玉コレステロールを減らす働きもあるため、ダイエット効果に繋がります。
【㈬簡単な腸活ストレッチをする】
たくさんの腸活ストレッチが紹介されていますが、金スマで小林弘幸先生が紹介したストレッチをご紹介します。
(金スマで紹介された 便秘解消『腸刺激エクササイズ』)
こちらのストレッチは「小林メディカルクリニック東京」の院長を務める小林暁子先生が考案したものです。
左手を肋骨に添え、右手を骨盤に置き、腸をギュッとつかむようにして腰をフラフープを回すようにぐるぐる回します。
1セット20回行います。
■ 腸活ダイエットに効果のあるレシピ
【ポン酢玉ねぎ納豆】
みじん切りの玉ねぎとポン酢を納豆に混ぜます。
チーズをトッピングしたごはんにかけて完了です。
納豆菌は、悪玉菌を殺す働きと善玉菌の増殖を促す働きがあります。
また、ポン酢には善玉菌のエサになるグルコン酸、玉ねぎにも善玉菌のエサになるオリゴ糖が含まれます。
さらには乳酸菌が豊富なチーズをトッピングして相乗効果を狙います。
“ポン酢玉ねぎ納豆”は、これらの作用を全て叶えてくれる優れものなのです。朝食メニューにも向いてますね。
【ハニーオリーブオイル焼きりんご】
半分に切ったりんごに、はちみつとオリーブオイルをかけて焼くだけの簡単レシピです。
りんごには水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれます。
さらには加熱することでペクチンの量が増え、排便を促してくれます。
また、はちみつには善玉菌のエサになるオリゴ糖が含まれ、オリーブオイルは腸内の滑りを良くしてくれます。
カロリーも少なめなので、ダイエット中に小腹がすいたときの間食にも適しています。
■ 腸活・腸活ダイエットのまとめ
簡単お手軽にできてしまう腸活ダイエットですが、がんばらない、無理をしないことも重要です。
何故なら、食べたくないものを無理に食べても、結局は胃の負担となり体調不良の原因に繋がる恐れがあります。
なにより、ストレスになる方法は心の負担ですので、結果的に効率の良い腸活とはいえません。
腸活は無理にするものではなく、あくまでもマイペースに、自分の体調と相談して行うことがよりベストだと思います。
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