徳島県に来て、祖谷・大歩危に続き、「うだつの町」と呼ばれる美馬市脇町(わきまち)にも行ってきました!
大歩危・祖谷・かずら橋についての記事はこちら→http://value-life.jp/archives/924.html
小さな町ですが、ここでしか見れない歴史的な街並み、建物や藍物の工芸品などがあります。「うだつが上がらない」という言葉の由来を知ることもできました。徳島ならではの思い出を作れる町ですので大歩危などに行かれた際は是非立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
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うだつの町、脇町へのアクセス
脇町へは徳島市からは徳島自動車道を通っていくことができます。徳島市から40kmほどですので時間にして1時間弱で到着できます。私が先に行っていた大歩危からも徳島自動車道を通って2時間弱で着きました。JR徳島線でも徳島市空は行けるようですが、旅行で行く場合は車の方が便利そうです。観光名所のうだつの街並みは「道の駅 藍ランドうだつ」のすぐ近くにありますので、この道の駅に車を停めて観光するのがいいです。無料で停めることができました。
道にはこんな案内板があります。
江戸時代の空気を感じられる「うだつの町並み」
日本にはいくつか江戸時代の建物や雰囲気を残した観光地がありますが、脇町のうだつの街並みの特徴は、過度に観光地化されず、江戸時代の雰囲気がほぼそのまま残っていることです。開発によって形骸化していたり、観光客でごった返していて風情を楽しむ余裕がない。。。ということがありません。規模がそこまで大きくないことや人の集まる場所から少し離れていることもあって、かつ美馬市がしっかり保存していることもあり、江戸時代の建物、文化、町の雰囲気が極めて状態が良く自然な形で残されているのです。
道の駅から歩いてすぐ、うだつの町へ入ることができます。最初に見えてきた建物が「茶房」でここからいきなり雰囲気があります。
最初に見える通りの雰囲気はこんな感じです。
改修されながらも極力江戸当時の良さを残している町の人たちの努力の跡が見えます。
「うだつが上がらない」という言葉の由来
ところでこの町は「うだつの町」と呼ばれているのですが、「うだつ」とは2階の壁から突き出した漆喰塗りの壁のことをいうそうです。防火の役割を果たしており、商業的に成功した家庭がこの「うだつ」を上げた立派な家を建てていたことから、逆に一向に出世できないことを「うだつが上がらない」と言ったそうです。この屋根の下端に突き出ている部分が「うだつ」
これを上げられないのが「うだつが上がらない」という言葉の由来なんですね。
うだつについての説明の看板
うだつの町のお土産なら藍物
徳島県に来て特に目に留まるのが藍物の多さと素晴らしさです。徳島市内のデパートでも藍物が大きく売り出されてましたが、ここに来ても藍物が特産品とのことで、売り出されていました。藍物の手ぬぐいをストールとして羽織るなど和洋折中なお洒落でとてもいいんじゃないでしょうか。今回は手持ちがあまりなかったので諦めましたが、次回はこれを目当てに来るのもいいかも。
うだつの町並みの中にはいくつか喫茶店もありました。こういうところでゆっくりするのも一案。時間があれば中に入って何か食べてみたかったな。。
こんな電話ボックスも風情があります。
外にあるスーパー?と思われる建物、景観を壊さないためか白塗りの壁で囲まれています。
吉野川もすぐ近くに。
まとめ
実は今回この「うだつの町」脇町は当初から訪れる予定だったわけではなく、行き帰りのどこかで一泊したいなとなり、どこか良いところはないかなと探していて急遽この町に宿泊することになったのですが、来てすごく良かったなという感想です。うだつの町並みはそこまで大きくなく、1時間くらいで回れてはしまうのですが、観光客も多すぎず少なすぎず、ちょうど良い感じでゆっくりできます。
なんといっても純和風が残っている日本国内でも貴重な場所です。位置的には四国のまん中寄りですので、四国に来られた際は是非時間を作って寄られてみるのが良いと思います。
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